🌸自分を離れた場所から見てみることの大切さ
なぜ、自分ばかり嫌な思いをするんだろう。
なぜ、自分はこんなに周りに対して疲れてしまうんだろう。
ストレスがあると、いろんな思いにかられますよね。また人によっては、私のようにストレスにすぐ敏感に反応してしまう人もいます。
そのような人にお勧めしたいのが、
自分を離れたところから見つめてみる ということです。
客観的に、といった感じです。専門用語では、自己覚知、といいます。
これにより、「今の自分で大丈夫なんじゃないか?今の自分、よく頑張っているな。」とか
「自分にはこういうふうに考える癖があるんだな」
と気づくことができます。
そうやって自分を離れた場所から見つめることは、ストレスとうまく付き合えるようになる大切な一歩となります。
今回は、その第一歩を、ワークを通して一緒に踏み出してみましょう。
📖ワーク 私は○○
一緒にやってみましょう。
①私は…から始まる文章を思いつく限りあげてみてください。「私は看護師」といった単語でもいいですし、「私は以前病院で働いていた」「私は海外旅行に行きたい」など、時制もやりたいことでも、自分の身体的特徴でもなんでもよいです。30個ほど、それ以上でもできるだけたくさんあげてみてください。そしてこれは誰かに見せないようにしてください。
②書いたものを次のように分類してみます。
誰にでも言えて、知られても大丈夫なことには〇
できれば言いたくない、普段は人に隠していること×
人によっては言える、相手を選んで話すこと△
③書いたものを特徴ごとに分けて、何個当てはまったか数えてみます。
外面的、表面的なもの 個
心理的な特徴 個
客観的事実 個
肯定的な感情が含まれているもの 個
否定的な感情が含まれているもの 個
両方の感情が含まれているもの 個
⌛️ワークのまとめ
実際ワークをしてみてどうでしたか?
表面的なものや客観的なものはスムーズに書けますが、
いくら誰にも見せないといっても、内面的なものや誰にも言いたくないことは書くのにもためらったのではないでしょうか?
私もそうでした。
そして、客観的なものを多く書いた場合は特に、内面的なものを見せることを拒みがちだと言えます。
この抵抗は自分の心を守るための防衛反応で、自然なことです。
しかし大切なのは、ここで、自分が「出会いたくない自分」が一体どんな特徴なのか、なぜ出会うことに抵抗感を感じるのかは、考えてみることです。
また、否定的な感情が多い人は自己評価が低い、肯定的な感情が多い人は自己評価が高い、などと分析できます。
🌵自分を離れた場所から見る時の感覚をつかむこと!
今回のワークでは、自分を客観的に見ると、とはどういう感覚になるのかつかんでもらうために行いました。
実は、ストレスを多く感じて、心が疲れていると、自分の気持ちばかりが大きくなり、ぜんぜん冷静に自分のいいところ、悪いところ、理解できなくなっていってしまいます。
そもそも、「客観的に見る」という言葉は理解しても、それが実際にどういうことなのか、感覚として理解できていないことが原因の一つです。
なんだかイライラするな。と思ったら、この感覚を少しでも思い出してもらえると役に立つでしょう。


