「私が我慢したら、みんながうまくいくから。」
そう思って、いつも笑顔で「大丈夫」と言っていませんか。
でも本当は、その「大丈夫」は嘘かもしれません。
自分の気持ちを抑えて相手に合わせ続けることは、
“やさしさ”に見えて、実は自分の心に不誠実なこと。
そして同時に、相手に対しても“本当のことを伝えていない”という意味で、
不誠実なのかもしれません。
🌿 自分を犠牲にするやさしさは、長くは続かない
私もつい最近、同じようなことがありました。
「自分が動いた方が早い」「みんなを楽にしてあげたい」と思って、
いろいろな仕事を抱え込みすぎてしまったのです。
でも、心の奥では「もう限界かもしれない」と感じていました。
過去にも同じようなことで適応障害を経験していたので、
このままではまた崩れてしまう、という危機感がありました。
思い切って、周囲の同僚に正直に話してみたんです。
すると意外にも、みんな口をそろえてこう言いました。
「ずっと手伝いたいと思ってたけど、自分から言うのも差し出がましく、悪いかなと思ってた」
「頼んでもらえると、私たちもありがたい」
その瞬間、胸の奥がすっと軽くなりました。
“頼ること”は、“迷惑をかけること”ではないのだと気づいたからです。
🌷 正直であることは、信頼を深めること
人は、自分を守るために「大丈夫」と言ってしまうことがあります。
でも、「大丈夫」と言うたびに、本当の自分が少しずつ遠ざかっていく。
勇気を出して「実は、今は少しつらいです」と伝えたとき、
初めて人との信頼が深まることがあります。
正直であることは、弱さではなく“誠実さ”です。
あなたが自分の心に正直になることは、
同時に相手を信頼しているということでもあるのです。
☕️ 自分にも、他人にも正直に
もし、今のあなたが
「いつも我慢してばかりいる」
「“大丈夫”が口ぐせになっている」
そんな状態なら、
少し立ち止まって深呼吸してみてください。
そして、信頼できる誰かに
「実は、ちょっとしんどいんです」と伝えてみましょう。
それだけで、心の重荷が少し軽くなります。
そして、あなたのまわりにも「頼ってもらえる」喜びを感じる人が
きっといるはずです。
🌼 さいごに
「やさしさ」と「我慢」は違います。
自分を犠牲にして続けるやさしさは、
やがてどちらの心もすり減らしてしまいます。
どうか、あなた自身にも正直でいてください。
本当のやさしさは、
「大丈夫」と言わなきゃいけない時に、
勇気を出して「今はちょっと無理」と言えることなのです。
🪞あなたが最近、誰かに言われてほっとした言葉はありますか?
よければ、Xで教えてください🩵
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