頑張りすぎてしまう人へ☕️
「もっと頑張らなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」――
そう思うほど、心も身体も動かなくなる。
そんな自分を「甘えている」「弱い」と責めてしまうこと、ありませんか?
でも、少し立ち止まってみてください。
そもそも“頑張る”って、どういう意味なのでしょうか。
私たちはいつから、「頑張る=無理をすること」だと思い込むようになったのでしょう。
「頑張る」の本来の意味🌸
「頑張る」という言葉の語源は、「我(が)を張る」。
つまり、「自分の意志や立場をしっかりと保つ」という意味でした。
最初は、自分の信念を持ち、踏ん張るという前向きな言葉だったのです。
なんなら、どちらかといえば自己中、といったネガティブな意味もあったと言われています。
ところが時代が進むにつれ、日本では“我慢”や“忍耐”が美徳とされるようになります。
江戸時代には、「つらくても耐えること」「苦しくてもやり抜くこと」が称賛され、
「頑張る=無理をして続けること」という価値観が生まれました。
いつの間にか、「自分を守るための頑張り」が、
「自分を削る頑張り」へと変わってしまったのです🍂
現代の「頑張りすぎる」構造💭
今の時代は、誰もが忙しく、SNSでは他人の“努力”や“成果”が簡単に見えてしまいます。
「この人はこんなに頑張っているのに、私は…」
そんな比較から、焦りや罪悪感が生まれます。
気づけば、「頑張ること」は自分のためではなく、
“誰かに認められるため”の行動になってしまっている。
でも、それでは心がどんどん疲れてしまいます。
どんなに頑張っても、他人の基準に合わせている限り、
「もう十分」と思える日は来ないのです😢
「頑張らなくてもいい」の本当の意味🍀
「頑張らなくてもいいよ」と言われると、
「そんなこと言ってたら何もできなくなる」と感じる人もいるかもしれません。
でも、「頑張らない」とは、“何もしない”ことではありません。
それは、自分を追い込まないように頑張ること。
“無理をしない努力”なんです。
たとえば──
今日はペースを落として、早めに休む🌙 「できたこと」に目を向けて、自分を褒める💐 「やらない」と決める☁️
そんな小さな選択も、立派な頑張りです。
むしろ、自分を大切にすることこそ、いちばん続けられる頑張り方なのです。
「頑張る」をもう一度、再定義してみよう🌼
“頑張る”という言葉を、もう少しやさしく捉え直してみましょう。
頑張るとは、「自分をすり減らすこと」ではなく、
「自分の気持ちを大切にしながら進むこと」。
誰かに認められるためではなく、
「自分が納得できる形で、一歩ずつ進む」こと。
それが、本当の“頑張る”です。
もし今、あなたが立ち止まっているのなら──
それは怠けているのではなく、「自分を守っている」のです。
その優しさを、どうか誇りに思ってください🌷
おわりに☀️
私たちはみんな、それぞれのペースで生きています。
誰かと比べる必要も、常に全力で走り続ける必要もありません。
今日ここまで生きてきたあなたは、
それだけで、もう十分に頑張っています。
どうか、ほんの少しだけ、肩の力を抜いて。
「頑張らなくてもいい日」があっていい。
その余白が、きっとあなたをまた前に進ませてくれます🌈
🪞あなたが最近自分を守るために「頑張った」ことはありますか?
よければ、Xで教えてください🩵
→ 社会福祉ナースX http://x.com/shakai7nurse
次回の記事では、
「正直になることの大切さ」をお話しします。


