🌿はじめに
「今日は何もしたくない」
「やらなきゃいけないことはあるのに、体も心も動かない」
そんな日があるのは、決して怠けているからではありません。
私も過去には「何もしたくない自分」を責めてしまうことがありました。
でも適応障害を経験した今ならわかります。
それは「もう頑張りすぎています」という心からのSOSだったのです。
🌸1. “何もしたくない”は、心の自然な防御反応
人の心には「回復しようとする力」があります。
ストレスや緊張が続くと、
脳は「これ以上無理をしたら危ない」と判断して、
強制的に“ストップモード”に入ります。
だからこそ、
「やる気が出ない」「何もしたくない」は、
心があなたを守ろうとしているサインなんです。
💬小さな例を挙げると──
・朝、布団から出るのがつらい
・予定をキャンセルしたい気持ちが強い
・SNSを見ても気持ちが動かない
これらは“怠け”ではなく、心の防御反応です。
専門的な記事になりますが、ストレスについてまとめています。良ければご一読ください。【医療福祉職のストレス理解】闘争‐逃走反応・一般適応症候群・タイプA行動パターンをわかりやすく解説
🪷ワンポイントセルフケア
まずは、何もできない自分を「ダメ」と思わないこと。
心が「安全」と感じられる時間をつくることが、いちばんの回復になります。
🌼2. 「休む」を“何もしないこと”と決めつけない
休む=寝る、ではありません。
自分が安心できることなら、すべてが「休息」です。
たとえば──
好きな香りのアロマを焚く お気に入りの音楽を流す 外をぼんやり眺める 温かい飲み物をゆっくり飲む、など
私は何もしたくないときには、ゆっくり飲み物を飲みます。
ただ、自律神経が弱いので、コーヒーや緑茶などのカフェイン飲料は飲むことができません。
(香りはとてもいいのですが・・・)
そこで、温かいハーブティーを飲みながら、
ほっと一息つくようにしています。
それだけで、
「ちゃんと休めている自分」を感じられるんです。
🫖気持ちを落ち着けたいときは、カモミールやラベンダーの香りが特におすすめ。
🌷3. 罪悪感をやわらげる「言葉のセルフケア」
休むことに罪悪感を感じる人ほど、
「人に迷惑をかけたくない」「ちゃんとしなきゃ」と思いやりが強い人です。
でも、思いやりは自分にも向けていいのです。
そんなときに、私がよく使う“言葉のセルフケア”があります。
「今の私は、休むことが仕事」
たったそれだけでも、心の緊張がゆるみます。
自分を責める言葉ではなく、守る言葉を選ぶだけで、
回復の速度が変わります。
🌙おわりに──休むことは、前に進む準備
“何もしたくない日”があっても大丈夫です。
それは、あなたが真剣に生きてきた証拠。
止まることは、戻ることではなく、
前に進むための準備期間です。
どうか、安心して休んでください。
今日という日が、あなたの心をやさしく包みますように🌿
🪞あなたの「休む日」はどんな日ですか?
よければ、Xで教えてください🩵
→ 社会福祉ナースX http://x.com/shakai7nurse
次回の記事では、
「ストレスと身体のつながりを整えるセルフケア」についてお話しします。🌿ストレスと身体のつながりを整えるセルフケア


