社会福祉士になるためには、学校を卒業するだけではなく、国家試験に合格しなければいけません。国試の勉強はいつから始めればよいのでしょうか。
社会人受験生には時間がない
社会人として働きながらの勉強をする場合、基本的にまとまった勉強時間をとることができないと思います。学生の間は、まとめて何時間も勉強時間を確保することができました(今思うと、とても恵まれた環境なんですね・・・)。
私自身も、時間の捻出は本当に難しいと考えていました。実際、平日は、仕事休憩中のうちの20分ほどのみ、土日はだいたい2~3時間、それだけの学習時間でした。
早く始めるに越したことはない
社会福祉士の合格には300時間ほどの勉強時間が必要と言われています。
私自身は、学習の合計時間などは気にしていませんでしたが、とにかくまとまった時間がとれないことは予測していたので、はやめに勉強に取りかかろうと、前年度の国家試験が終わった翌日から始めました。
結果として、平日1日20分、週末1日2時間で単純計算すると、約240時間は確実に確保できていたことになります。また週末、日によってはまとまって時間をとれたり、また年末年始の休みを有効活用したりしたため、実際はもう少し勉強時間を確保できていたことになります。
時間がとれない分、質を高める
時間を満足に確保できないかもしれませんが、その分勉強の質を高めることはできます。人間、限られた時間の中でやらなければならないと追い込まれた方が、集中力を発揮します。
私自身、最も集中できたのは、仕事休憩の20分間でした。私の職場は、勉強する身にとってはありがたいことに、コロナの影響か、食事中はみんな静かにご飯を食べ、スマホやテレビを見たり、本を読んだり寝たりなど、それぞれ自分の時間を過ごしていることが多いため、勉強しても浮かない環境、いやむしろ、勉強に適した環境でした。
その際、自分が国家試験を受けるんだ!と気負うことはせず、この20分で1つか2つくらい賢くなろう、という軽いゲーム感覚でやっていたように思います。
短い時間でいいので、自分にとっての集中できる環境や隙間時間を確保することが必要なことではないかと思います。例えばお風呂に入っている20分が集中できる人もいるだろうし、トイレが集中できる場所の人もいるかもしれません!なにも、机に向かって勉強する必要はないんです。
毎日勉強内容に触れる
これは非常に大切なことだと思います。1日の勉強する時間は短くてもいいのですが、毎日何かしらの形で勉強内容に触れていることは、脳が記憶する上で必要なことです。最悪、勉強時間が全くとれない!という日があったとしても、参考書に触れてパラパラめくるようにしてください。
もしかしたら、パラパラめくったある1ページの1文に目がとまり、その分を暗記できるかもしれません。意外と、そのようなふとした記憶の方が覚えやすかったりもします。
また参考書に触れるという行動だけでも、自分は勉強中の身なんだ、とモチベーション維持にも繋がります。
結論:余裕を持ちたければ、1年前には取りかかりましょう
社会人には、時間がありません。余裕を持って勉強したければ、とにかくもう、今から、取りかかりましょう。
しかし、1年切ってしまったよ、あと半年だよ、あと3ヶ月だよ、という場合でも、諦めないでほしいです。勉強を始めるときから逆算して、効率の良い勉強法を考えればいいのですから。
それに、人それぞれ得意分野や不得意分野は違いますし、やりやすい暗記の方法や勉強方法も違うでしょう。短期集中型のほうが効率よく勉強できる人もいます。自分に合った勉強方法を戦略として考えることが一番大事だと思います。
ただ、実直にコツコツ勉強を積み重ねたい人、1日の勉強時間を確保できない人、国試までまだ日にちの余裕がある人、は是非はやめはやめに、勉強していきましょう。
また、学生は社会人と比べると、時間があるというアドバンテージがあるかもしれませんが、逆に社会人が持っているアドバンテージもあります。それについてもまた、このブログで触れようと思います。
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