「~すべき」のべき論・・頑張りすぎる人にとっては、避けた方が良い考え方です。
しかし今回、タイトルには、あえて「すべきこと」と書きました。
本来、私は、義務をあおるようなこのような言葉遣いは絶対しません。
しかし、今回、使いました。それだけ命に関わり、
大切なことだからです。
仕事、家事、人間関係──
気づけばずっと頑張り続けてきたあなたへ送ります。
☔️気づいたら、心も身体も動かなくなっていた。
なぜかわからないのに涙が出るほど辛い、何をしても気持ちがついてこない。
そんなとき、私たちは「まだ大丈夫」「もう少し頑張らなきゃ」と自分を励まそうとしてしまいます。
でも本当は、その「頑張らなきゃ」と思うことこそが、心と身体をさらに疲れさせてしまうのです。
🕊 なにもしない、をする。
お風呂に入ってリラックスしよう。
ストレッチをしてみよう。
散歩してリフレッシュしよう。
どれも大切なことです。けれど、心が限界に近いときには、
それさえ「やらなきゃ」と感じてしまい、リラックスのはずが義務になってしまうことがあります。
そんなときは、「何もしなくていい」のです。
お風呂に入れなければ、今日は入らなくていい。
眠れなければ、ただ横になって目を閉じていればいい。
呼吸法なんて考えずに、ただ「息をしている」だけで大丈夫。
むしろ、
「なにもしなくていい」というよりは、「なにもしない、をしてください」
すべきこと、とは、どんなリラックス法でも何でもなく、「なにもしない」ことなのです。
🌿 動けない自分を、責めない
「怠けてるのかも」と思う必要はありません。
それは、疲れが限界に達したサインです。
あなたが弱いのではなく、長い間がんばり続けてきた結果、
心が「もう少し休ませて」と伝えているだけなんです。
🕊医療を信じて、力を借りて
「休んでもしんどい」「朝がつらい」「涙が止まらない」
そんな状態が続くようなら、
また、命を絶つことだけを考えるようになっていたら、
そして、命を絶つ方法を前向きに考えるようになっていたら、
一度、心療内科やメンタルクリニックを受診してください。
先生も、よくきてくださいました、と優しく迎え入れてくださるでしょう。
休職や病休をとることは、逃げではありません。
病気かどうかをはっきりさせて、きちんと休むことは「対処法」のひとつであり、自分を大切にするための、正しい選択です。
あなたの人生は、この先もずっと続いていきます。
このままつらい思いをしてこれから先、生きていくことを考えれば、
あるいは、これから素晴らしいことが待ち受けているのに、ここで命を終わらせてしまうことを考えれば、
一時の休息期間がなんだって言うのでしょう?
☕ いま伝えたいこと
あなたは、もう十分にがんばってきました。
「何もしない時間」であっても、あなたは変わらずあなただし、愛されるべき存在です。
それは、何も変わりませんよ。
いまは、ただ休んでください。
心は、休めるだけ休めば、自然とやりたいことに目を向けはじめます。
ですので、心と身体が自然に「もう少し動いてみようかな」と思える日を、
焦らずに待てばいいのです。
おまけ
🪞消えてしまいたい、この世界からいなくなりたい、何もできない。誰にも言えない。
あなたが今、そんな状況であれば、XのDMでそっと教えてくださいね。
お話しした内容は誰にも言いません。気持ちを分かち合い、ちょっと心を軽くしましょう。
経験者の私も、その気持ち、分かりますから。
→ 社会福祉ナースX http://x.com/shakai7nurse


