つい「もう少し頑張らなきゃ」と思ってしまう。
そんなふうに、自分にむち打つように日々を過ごしていませんか?
周りの期待や、誰かの目。
「ちゃんとしなきゃ」「迷惑をかけちゃいけない」——。
真面目な人ほど、無意識のうちに自分を追い詰めてしまうことがあります。
でも本当は、「今の自分で十分」なんです。
心を整える第一歩は、無理をしている自分を責めずに認めること。
今日は、そんな「マインドを整えるための3つのセルフケア」についてお話しします。
🌿① 無理をしている自分を「責めずに」認める
真面目で優しい人ほど、疲れていても「まだ大丈夫」「みんなも頑張ってる」と思いがちです。
けれど、その“がんばり”は、あなたの誠実さの証です。
たとえ心が疲れていても、責任感があるからこそ、最後までやり遂げようとする。
そんな自分を、「ダメだ」と否定してしまうと、心のエネルギーはますます減ってしまいます。
無理をしている自分に気づいてください。
「よくがんばってるね」と心の中で声をかけてあげてください。
それは“甘え”ではなく、“回復の第一歩”です。
しかし、頑張りすぎる人たちは、無理をしている自分に気づくことが難しいことがよくあります。少し厳しいことばで言えば、ある意味で、自分自身を理解できていない、と言えます。
それほどまでに、周りへの理解をすることが最優先されてしまっているのです。これが、次に話す「他人軸、自分軸」です。
🌸② 思考の癖に気づき、「自分軸」で考えてみる
頑張りすぎる人たちは、無意識に“他人軸”でものごとを考えがちです。
「どう思われるだろう」
「失敗したら恥ずかしい」
「嫌われたくない」
こうした考えが続くと、心の中に“他人の物差し”が増えていきます。
でも、自分の人生を生きるのは他の誰でもなく“あなた”です。
自分軸を持つことが大事。
だけど、いままでその習慣がない人にとっては、自分が何をしたいのか、分かっていないことがほとんどです。
そんな人は、すぐに思考の癖を変えようとしなくても大丈夫。
「今、これ、他人軸だな」と気づくだけでも、意識の向きが少しずつ変わっていきます。
自分を責めず、焦らず、気づきを積み重ねていくことが心の筋トレになります。
🌙③ 小さな“ゆるみ”を毎日に取り入れる
マインドを整えることは、「がんばってポジティブになる」ことではありません。
むしろ、「力を抜ける時間を持つこと」がとても大切です。
たとえば──
深呼吸をする、好きな音楽を聴く、ぬるめのお風呂にゆっくりつかる、などなど。
そんな小さな“ゆるみ”が、心をやさしく整えてくれます。
また、仕事においても同じです。頑張りすぎる人たちは、手を抜くことができません。
一般的に、手を抜くことはいいこととは言えませんが、
私は、伝えたいです。頑張りすぎる人たちは、手を抜いたくらいが緊張しすぎることなく普通に仕事している状態なのだということを。そしてそちらの方が、周りの同僚との関係も良くなったり、仕事のパフォーマンスも結果的に上がったりするものなのです。
完璧を目指すより、「ほどよく緩める」ことを意識してみましょう。
どんな性格にも
なりきれる
才能があるけれど
大切なのは
静かでやさしい
あなたにもどれる
そんな時間
🌼まとめ:今の自分を受け入れることから始めよう
心を整えることは、「今の自分を変えること」ではなく、
「今の自分をそのまま受け入れること」から始まります。
無理をしてしまうあなたは、弱いのではありません。
それだけ優しく、責任感があって、人を思いやれる人です。
だからこそ、今度はその優しさを“自分自身”にも向けてあげましょう。
あなたの心は、あなたの味方です。
今日も、無理せず、自分にやさしく。
それが、マインドを整えるいちばんの近道です🌿
🪞あなたは「自分の心(考え方)のくせ」に気づいたことがありますか?
よければ、Xで教えてください🩵
→ 社会福祉ナースX http://x.com/shakai7nurse
次回の記事では、
「リラックス(副交感神経)とストレスの関係」についてお話しします。🌸眠くなるのはリラックスじゃない?-ストレスと身体の関係-


