社会調査について① 量的調査の方法とは?

 社会福祉士の国試勉強をする中で、社会調査について学びます。1番よく知られているのは国民全員が対象となる国勢調査ではないでしょうか。実際はそれ以外にも、国や自治体、民間企業などによって多く実施されています。

 今回、たまたま訪問面談調査を実際に受け、学びを実際に体験したので、知識の再確認も兼ねて、どんな感じだったかまとめてみました。

社会調査のあれこれ

 私自身も、今までは国勢調査の他には、市が行ったアンケートは経験したことがあります。これは自宅に送られ、記入して市役所に郵送するという郵送調査でした。

 また、看護や福祉系の大学に行っていたら、卒業研究でこのようなアンケート調査をした人も多くいらっしゃると思います。

 変わったところで言うと、昨年、総務省の住宅・土地統計調査に当たり、回答をしました。質問紙が渡されましたが、インターネット上でも回答できるとのことで、インターネット調査で回答しました。質問紙で回答した場合は、調査員がまた受け取りに来るようでした(このような方法を留置調査と言います)。

質的調査

 これらはすべて量的調査に当てはまります。また、量的調査の方法として質問紙を誰がどのように取り扱って調査を行うか、いくつか方法が分かれます。

質的調査の方法

 大きく分けると自計式調査と他計式調査です。

自計式調査

 自計式調査は、郵送調査やインターネット調査などが馴染みがあると思います。

 その他にも上でも少し述べた国勢調査などで使われる手法である留置調査や、一つの場所に人を集めて対象者にその場で質問紙に記入してもらい、すぐに回収するといった集合調査もあるようです。

 自計式調査は、規模の大きい調査に適していますが、対象者が調査者がいないところで自分で質問を読んで記入するため、質問の誤読や誤記入、記入ミス、対象者以外が回答する、などといった欠点も同時に発生します。

他計式調査

 一方で、他計式調査は、調査員が質問紙に記入する方法です。無回答を減らしたり、確実に対象者本人からの回答を得られる一方、調査に労力や費用がかかったり、調査員の態度によって対象者の回答が変わるかもしれない、といった欠点もあります。

 他計式調査では、調査者が対象者を個別訪問し、その場で面接を行う訪問面接調査や、電話で調査する電話調査があります。

 これらは世論調査や意識調査によく使われる手法で、標本の質を上げるために、無作為抽出法にて対象者を決めることが多いようです。

 私は過去に、知らない電話番号から着信履歴があり、その電話番号を調べてみたところ、世論調査を行っている会社だったことがありました。実際に調査を受けたわけではありませんでしたが、あーこのように世論調査は行われるんだー、と実際に知ることができました。

訪問面接調査について

 しかし、この、訪問面接調査については、本当にこんなことしてるの?と正直思っていました。

 いや、言ってる意味は分かりますよ、調査員が家に来て、質問して、対象者がそれに応えて、その答えを調査員が紙に書いていくんでしょう??その場で答えるからそりゃ正確な答えを得られるし、回収率も高いわな、と。

 でも、今の日本で、そんなめんどくさいことするー?みたいに思ってたんです。

 

 そしたら、実際に来たんです。調査員が。

次回に続く→社会調査について②   訪問面接調査を実際に受けた!

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