社会福祉士国試の模擬試験は必要?

社会福祉士の国試合格に向けて、どのように勉強を勧めれば良いのでしょうか。

その中で、模擬試験の受験を見当する方も多いと思います。模擬試験は必要か、結論としては、「その人による」、その言葉に集約されます。自分が模擬試験を必要としているのか、していないのか、その判断に役に立てればと思います。

私個人の経験(受験しなかった事例)

まず始めに、私自身はどうしたかの話をします。私は結果、模擬試験を受けることはありませんでした。前に書いたように、参考書1冊と過去問集1冊、模擬問題集1冊、これをやりこみました。過去問だけやればいい?社会福祉士の国試対策

模擬試験を受けるかどうかは、少し悩みましたが、私には不要という判断になりました。私にとっての模擬試験の一番の目的は、試験を本番さながらに受けて、試験慣れするということでした。

しかし、会場で受けるとなると、私は都会から離れたところに住んでいるため、まず移動にかなりの時間とお金、労力がかかります。それでは自宅での受験はどうかということですが、それでは本番さながらという、私の目的からは離れてしまいます。

確かに、試験時間を計ってその通り自宅ですればいいのかもしれませんが、それならその時間を自分が持っている過去問や模擬問題を試験時間を計って解くのと何も変わりません。

試験会場での受験が本番だけになってしまうことには少し怖さもありましたが、私自身の性格上、もし、模擬試験を会場で受けてとても嫌な印象を受けてしまった場合、当日また同じようなことをしなければならない、という負の感情を持ったまま受験しなければいけないことを考えました。

どうせ嫌な思いをするなら、当日1回だけでいいや、というような気持ちです。また会場に集められて受験する、という経験はたまたま前年度に別の試験を受けたりもしており、わざわざ結果がでない試験のために大変な思いをするのも個人的には無意味に感じたため、やめておきました。

それでも結果、合格できたので、少なくとも模擬試験受験が必ずしも必要ではないことは証明できたと思います。

一方、受験のメリット(受験した方がいい場合)

一方で、完全に不要かというと、そうではありません。その人によってはとても優れた効果を発揮するものでもあると思います。

1.得意不得意が分からず、何を優先して勉強すればいいか分からない場合

看護師の勉強の際には、大学で何度か模擬試験を受験させられました。その後必ず、分析つきの成績とが返されます。自分の得意分野、苦手分野、成績が、受験者全体のどのあたりにいるのか、合格ラインにいるのかなど、一発で分かります。

このように、自分の得意分野や苦手分野が全く分からず、何を勉強すればいいのか分からない場合は、受けることによって自己分析ができるので、受験をオススメします。

2.会場で受験するといった経験が少ない場合

これは特に、実際にどこかの会場に行って模擬試験を受験する場合ですが、これまでの経験の中で、受験をあまりしてこなかった場合は、当日会場に行くだけでとても緊張してしまうことも起こりえます。そのような場合は、一度経験しておく、というのも一つの方法です。

3.受験した方が自分が安心できる場合

模擬試験を受験したことで、自分に自信がつき、当日安心して受験できるなら、それは本当にすばらしいことだと思います。そのような場合は、是非、受けた方が良いと思います。

一番伝えたいこと。受験業界に踊らされない!

一番大事なのは、模擬試験が自分にとって必要か、不必要か、自己分析することです。

いろいろな情報があふれていますが、模擬試験も一つの商売ですから、ある意味受験生の不安な心理をうまく活用してくることもあります。たくさんの教材や模擬試験の中から、自分に本当に必要なものを見極めることが必要です。

個人的には、試験勉強とは、まだ質に到達できない始めのうちは数をこなすことが必要ですが、数をこなすことで質を高める必要に気づき、徐々に質を高めることに重きを置くことが求められると思います。従って、実はそれほどたくさんの教材は必要ではありません。

とにかく、受験業界はたくさんの教材を出版してきますが、踊らされてあれもこれも手を出さない方が賢明です。また模擬試験も同様です。まず始めに自分自身の勉強法法を定め、その為に必要な教材を購入し、必要なら模擬試験を受験するようにしましょう。自分自身が主体となって動くことが一番大切だと思います。

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